桂物語


1.将来の夢

銀「お前さ、革命終わったらどうするわけ?」

桂「そうだな。海の見える丘に庭付き一戸建ての家を買ってのんびりしたいと思っている」

銀「ふーん。意外とロマンチストだな」

桂「それで革命家だけでは食べていけないので一流企業に就職したい」

銀「なんだ。お前もいろいろ考えてるのか」

桂「ベッドはエリザベスと二人で寝ても狭くないくらい大きい天蓋付きのやつを置こうと思う」

銀「……え。は?」

桂「それとエリザベスが最近何か飼いたいと言っているのでペットに大きな犬がほしい。俺は別にエリザベスがいればいいんだがな、ちゃんと世話をするという約束なら許してやろうと考えている」

銀「いや、てゆーかエリザベスがペットだろ。何言ってんだよお前」

桂「休日はもちろん二人で町にくりだしショッピングだ。それで夕方は誰もいない砂浜で二人で星を見るのが俺の夢なんだ。どうだ素敵だろう」

銀「ちょっと待って銀さんのわかる世界に帰ってきて。あんまり遠く行かないで」




2.ヅラのパンツ

『エリザベス命』

愛らしい手に乗せられているのはそう刺繍された純白のフンドシ。

「エリザベス、これは?」

桂の問いに、エリザベスのいつものようにつぶらな瞳で桂を見つめるだけだ。
しかし桂にはわかる。これはエリザベスからのプレゼントなのだ。

「本当にもらっていいんだな……?」

不器用に頷き、さらに前へ差し出される手。おずおずと桂はエリザベスお手製純白フンドシを受け取る。
なんて素晴らしいのだろう。これが飼い主とペットの間に目覚める愛というやつだろうか。
あまりの喜びと感動に、桂は目が潤んで何も見えなかった。

「エリザベスぅぅっ!!」

熱い抱擁。
桂とエリザベスは再度お互いの絆を確かめあったのだった。



「と、いうことがあってだな。どうだいい話だろう」
「ああたしかにすげーな。あの手でどうやって針持つんだ?」
「銀ちゃん違うよ。きっとミシンを使ったに決まってるアル」
「いや二人ともつっこむのそこじゃねぇよ!」

語りながら思い出して感動の涙に暮れる桂。針かミシンかを語り合う銀時と神楽。
そんな三人を前にして、新八は間違っているのは世界なのか自分なのか一人物思いに耽るのだだった。




3.口下手と天然

高「なぁ、ヅラよぉ」

桂「ヅラじゃない。桂だ」

高「(無視)それ誰。つーか何」

桂「エリザベスだ。坂本がくれた」

高「いやだからエリザベスって何」

桂「エリザベスはエリザベスだ」

高「マジわかんねぇし。だいたい生き物かそれ」

桂「だからそれじゃない。エリザベスだ」

高「固体名? 種族名? 商品名?」

桂「エリザベスはエリザベスだ。それ以上でも以下でもない」

高「これだけ話して得られた情報はエリザベスという単語だけなんだが」

桂「お前の情報収集能力に問題があるんじゃないか。そんなことでは革命などできんぞ」

高「悪いの俺なのか? なぁ、本当に悪いの俺か?」

桂「少なくとも俺とエリザベスは悪くない」

高「……そうか俺が悪いのか。じゃあ次に会うまでに直しとくから、そん時また聞く」

桂「そうか。達者でな」





ブログ過去ログ単発集その1。
まさか銀魂サイトを作るとは思っていなかったしその頭にこんなしょーもないログを持ってくることになるとも思っていませんでした。


05/09/12-19